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ロードプライシング オリンピックでの導入状況!?様々な試み事例紹介

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東京オリンピックでの導入を機に、国内での報道等も増えてくるであろうロードプライシングについてになります。
そもそもロードプライシングとはどういうことか確認しておきましょう。
ある一定の道路(国の中心になるような都市でも、混雑している道路)を使用する際に、お金がかかるようになることです。
日本では最近注目されていますが、ロンドンなど世界では10年以上前から実施されている地域もあります。
採用している背景には、環境問題の改善があります。
世界的に見れば自動車が排出するCO2を中心に大気汚染問題につながる為、この問題を解決するための国の施策として実施されています。
導入している他の理由としては、混雑緩和や自動車の合理化なども考えられています。
環境問題で世界でリーダーシップをとろうとしている日本にとっては、今回のオリンピックで導入することで対外的にも良いアピールになることも計算していることでしょう。
国民への周知や理解を進めるタイミングとしてもオリンピックから実行していることは、インパクトがあり効果的です。
仕事で使用する方はもちろん、家族が都内にいて行かれる機会の多い方にとってもお金がかかる為、関心が高い問題になるでしょう。
また、運送会社の経営にも影響する大きな問題であり、国民にとっても関心の高い施策と言えるでしょう。

ロードプライシング東京オリンピックでの導入検討中!?

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都内の首都高速道路の一律値上げについては、料金施策として実施予定になっています。
オリンピックにおける渋滞緩和を目的とした施策として注目され、報道等も増えてきました。
生活圏の方にとっては、一大イベントがくることで日頃使用している道路が値上げさえるということで、良く思わない方もいることでしょう。
世界でも高い人口密度を誇る都市でのオリンピック開催となると、料金施策だけで渋滞緩和がどこまで進むか未知数です。
料金を払いたくないまたは、渋滞緩和をさける目的で実施していても、迂回道路などの渋滞がさらに発生する可能性があることも問題視されています。
特に、地域の人にとってはオリンピックにより自動車使用する人が単純に増えて、渋滞緩和への解決につながると実感できるレベルにはならないようにも感じます。
それにより電車での移動、バスでの移動が増えることも予想されます。
実際に、ロンドンなどすでにオリンピックではない通常の時期にも行っている都市ではバスの運行が増加しています。

ロードプライシングの各国の導入事例を徹底調査!

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ロンドン・ストックホルムなどでは実施されており、ロンドンではスタート時よりも料金が上昇している状態です。
渋滞緩和の成果があると判断されている報告書を開示している国が多いです。
アジア圏では、シンガポールも同様の成果が出ているようです。
数値の詳細に関心のある方は、具体的はCO2削減の割合やバスの運行量増加割合など細かく報告しているところもありますので、検索してみてください。
一方で迂回道路については、混んでいる所もあるようです。
使用している車の量が少なくなっていなければ、他の道路を使用することになるので自然の流れであります。
今後、通行料が多すぎて事故が起きやすかったりする道路については、各自治体レベルで対応していくことも必要かもしれません。

あとがき

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オリンピックでの導入により注目度があがっていますが、環境問題としての継続している国もあり今後都市の中心地ではさらに広がっていくのではないでしょうか。
大気汚染の問題は、一定地域(工場の密集地)でとりあげられている傾向があります。
国民一人一人が改善していくためには、自動車など日頃使用している方が多いことに対して取り組むことが望ましいと感じます。
オリンピック後も継続して考えていく問題として、国内の様々な地域で施策として実施されていくのではないでしょうか。
混雑緩和だけが目的ではないため、長期的視点で施策について理解を深めていく必要がありそうです。
みんなが使いやすく、環境にも良い施策として周知されていければ幸いです。